ブログ 第57話

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第57話:男性介護者(配偶者)の集いについて

 

 

 

 

 

6年半前から始まった介護者の集いは、途中で男性とレディースに分けて実施してきました。男性の参加者(奥様を認知症で介護)は、延べ9名となり最近は月に1回3~4名が一緒に同席して、①最近の奥様の状況と困っている事 ②介護者の楽しみや介護負担軽減を確認しながら約2時間を少し深刻になりながらも帰る時には気持ちが楽になり笑顔になります。

この6年半で学んだ事や気づいた事を小冊子でもお伝えしたいと思いますが、一段階まとめると

 

1.男性介護者(60歳後半~89歳)は、真面目で一生懸命介護する方が多く誰にも相談せず、子供達や親戚にも伝えず、一人で抱えて疲弊してしまうケースが多い事実です。

 

2.奥様が認知症になっていく中で、どうしても以前の元気な時からの変化に理解が出来ず、しっかりして欲しい気持ちが、怒りや罵声最悪は暴言をはいたりしていく中で、進行が進むケースが多い

 

3.特に進行が進むと排せつや徘徊までの心配が出てきても真面目に一生懸命に介護をしながら疲れ果てて落込み、毎日の介護負担で疲弊し最悪は暴力をふるったり最悪心中まで考える事になります。

 

4.この男性介護者の集いで、認知症の病気を正しく理解し接し方や負担軽減の方法等を知り学ぶ事で介護の大変さが少しづつ緩和され、お互いの仲間意識も芽生え又来月にお会いしましょう!になる

これは、数ヶ月で変わる方もいるし数年経ってもなかなか対応ができにくい方もいます。

 

5.良い事例は、集いで学んだ事を子ども世代(特に娘)と共有化して奥様と日々優しく対応する事で、本人も笑顔で安心かつ穏やかになっていきます。正に家族応援団の絆の糸が強くなる良い事例です。

 

6.只、いつまでも認知症の症状を受け入れられず、日々喧嘩を繰り返す方もおられますが少しづつ理解と実践をされながら、子ども家族の支援と共に変化し奥様の進行が遅くなっている事例もある。

改めて、これを読んだ方は是非、周りに困っている方がおられたらこの集いに参加をお勧めします。
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