もの忘れ相談室からあなたへ
第75話:今一番伝えたい事 ➡認知症の初期や軽度と言われたら
専門医から、認知症の軽度や初期と言われたら多くの人が、落込み不安で心配で、うつ的な症状となっていきます。家族も受けとめられず、どうしたらいいか?解らず、戸惑い・お互いでストレスを溜めて進行が進む事例が多く、その対策を考えて見ましょう
1.先ずは、本人は最悪の場合は、落ち込んで鬱になり、もう人生が終わり!と考える事 になります。一番ショックは本人で、先ずはその事をしっかり理解して寄り添う事です
2.そのまま自宅に閉じ籠ると最悪で、先ずは今後をどうしていくか?の話しを地域包括 や専門医等に相談していく事です。実際に先生から宣告を受けて『ほっとカフェ』に来られた夫婦がおられ、毎週通う中で夫婦で一緒に体操や運動をしたり色々な所に行ったりして夫婦が仲良く寄り添う事で、3年後に認知機能検査で改善された事例があります。
3.又、宣告された本人が落ち込んでしまったときに奥様が、ほっとカフェに連れてきて毎回、ほっとカフェの専門家のお話をしっかり聞いて、本人自身が様々な本を読み漁り特に手や指の運動や歩く事、カラオケ・麻雀等チャレンジしていく中で、イキイキと日々を過ごす事になった事例や免許更新で、前回より点数が10点以上良くなった事例は、奥様や家族のサポートと言うよりは、ご本人が真面目に努力して元気になるケースです。
4.今まで一番驚いたのは、認知症が進行しご主人の笑顔が消えしゃべらずいつも下を向いてうつ状態になっていた方が、正に奥様の寄り添いで、いつも一緒に様々な場所に通ったり、あれが良い!これが良い!と言う事を、一つ一つ一緒に実践して2~3年後にご主人が笑顔になり良くしゃべるようになった事例で、寄り添う事での安心と信頼で大変化する事を学びました。診断後もご本人の努力と家族の寄り添いで改善する事に気づきました