もの忘れ相談室からあなたへ
第76話:住民型認知症カフェ10周年記念セミナーを終えて
久留米健康くらぶが、認知症カフェを始めて丁度10年を記念して開催しました。 コロナで専門型(介護事業・病院・地域包括が運営)認知症カフェが半減し、しかも再開してもスタッフ不足で月に1回の開催が大半です。
当『ほっとカフェ』は、一市民で経験も資格もない私が始めて10年になり、最近は、各小学校校区内に住民が主体に運営する『住民型認知症カフェ』の設置を『住民型認知症カフェ連絡協議会』を発足し、久留米市の人財育成『認知症カフェ開設講座』と連携して、この2年半で15ヶ所のカフェが開設され、久留米市全体では20ヶ所になりました。
全国的には半減した中で先駆的革新的取組だと自負しています。今回の記念セミナーでは、筑後地区で第一人者の久留米大学病院小路教授に講演をお願いし、早期発見や 日常での『認知症カフェ』の大切さも伝えて頂きました。
小路教授は、私が10年前に認知症カフェを始める時にご挨拶に行き、私も始めたかったが実現せず、あなたがやるなら応援しますよ!と心強いお言葉を頂き、認知症カフェに造詣も深く大変理解のある先生です。
この四月からは、福岡認知症カフェオンライン交流会を立上げて、県内の認知症カフェ運営者の方々にご参加を頂き、認知症カフェの全国の事例紹介と運営上での課題の質疑応答をしながら、認知症カフェの開設促進と運営の充実により、認知症ご本人や介護家族の寄り添いと一般市民への啓発を行いながら、認知症になっても心配ない!怖くない!皆で支え合っていくまちづくりを目指しています。