もの忘れ相談室からあなたへ
第90話:第6回福岡認知症カフェオンライン交流会を終えて
本年4月から毎月1回の開催で始まった『福岡認知症カフェオンライン交流会』は、9月28日で第6回となり、カフェ運営者が24団体、登録者44名となっています。
第1回では、京都地区や東京地区のモデル事例を紹介し第5回では県内糸島市の取組で ①糸島市の補助金制度が9年前から始まり、月2回運営の縛りや最大24万円の支援 ②認知症の利用者の送迎を車も運転手も特養・老健が担い、コミュニティーバスとの連携 特に車は市から提供し、運転手は自主運行で病院・買物・認知症カフェの送迎を行うなど 大変な参考になる気づきを頂き、今後各カフェで施設と連携を検討する事になりました
第6回では、久留米市の『住民型認知症カフェ』が、何故この3年で15ヶ所も新規開設したか? その現状と課題を紹介させて頂きました。特に後半の時間では、昨年3月に発表された厚労省の『全国アンケート調査の課題』を半年間検討し、要因と対策をまとめる事ができました。これは大変画期的で、全国のカフェ運営者や行政の認知症カフェ担当者にも参考になるまとめとなり、特に①認知症の参加者が少ない76.7%の課題解決に大きく寄与するものと思われます。また、2番目の運営の継続が不安の60.2%への対策もまとまりました。この結果は各地区のカフェ運営者や行政にもお伝えし、更なる対策案をまとめていければと考えています。
第7回交流会は、要望もあり充実した質疑応答が可能な対面で開催します。場所も博多駅・吉塚駅周辺で検討しましたが、空き室がなく高い事もあり、対面の第1回は地元久留米市で、10月27日(日)13時30分~16時に六ツ門町のくるめりあ6階みんくるで開催!来年は、福岡市・北九州市等での開催を展開予定ですので、宜しくお願いします。
↓10月よりスタート 久留米市の市民活動応援クラウドファンディング↓