令和5年6月よりブログ始めました!!
認知症カフェを毎日8年間運営!
《プロジェクトN(早期発見・早期対応)》
第12話:5つの相談会の学びを紹介!
2つ目:男性介護者の集いで学んだ事とは?
男性(ご主人)介護者の集いでは、月1回約5年間実施し、延べ7名の参加を頂きました。現在は、毎回2~3名が集い専門家1名と私と家内で奥様の最近の様子を確認 ②心配で困っている事への対応③介護者の楽しみづくりのサポートを基本に進めています。
男性の介護は、かなり深刻な状況で、なかなか受入れが出来ずどうしても頭にきて大きな声をあげたり怒ったりが続く傾向にあります。元気だった奥様の今の状態を受け入れきれず、対話という事がなかなか難しく時間がかかる傾向にあります。
又、真面目に介護しすぎて最後は虐待、最悪は心労で殺めるのも男性介護者です。娘さん等もサポートしていますが、二人だけの環境の中では奥様は辛抱する事になり、不安が増しストレスが溜まり進行が進む傾向にあります。
学んだ事は
- 奥様の認知症の症状をなかなか受入れが出来ず、怒ったり怒鳴ったりが続く傾向にある
- 複数で一緒に行う集いは、それぞれの状況を知る中で又、それぞれの悩みや辛い気持ちを共有化する事で、大きな気づきや学びとなっており、特に子供たちのサポートも大切です
- 特に食事で、具材や調味料の入れ忘れで味の濃淡や美味しくない時期があり、早めに宅配弁当に切替えると、全く食事が出来なくなり自信喪失に繋がるので注意が必要です
- 家庭の事全てを妻に任せてきたことに感謝し、これからは支えて共に生きていく方もいます
- 男性介護者の方々は総じて自身の大変さや心の苦しさ等をなかなか表出されないことが多いが、複数の集まりで時間と共に色々とお話しもされて、気持ちの切替も出来ているようです
来週月曜は、レディース(奥様)介護者の集い(笑進の会)の学びです。
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