もの忘れ相談室からあなたへ
第72話:今一番伝えたい事 ➡ 早期発見・早期対応でもの忘れは怖くない!
認知症のイメージで、認知症になったらおしまい!人生は終わり!
絶望!見たいに思う方が増えてきたのは、何故でしょうか?
予防で認知症にならない為の取組が広がった事もありますが、この10数年で認知症の映画やテレビ・新聞・雑誌等で、徘徊や排せつや暴言・暴力、孤独死等介護の悲惨な事例等の紹介も増えています。又デイサービスや認知症の方が入所するグループホーム等も増えて、それを体験したり見学したり中等度や重度の方々の事を見る知る機会が増えて、認知症は怖い!なりたくない!と言うネガティブな暗いイメージが出来上がってしまった事が、大きな要因となっています。
寧ろ認知症の初期の症状では、足腰も元気で短期記憶が課題となる中で、日々を元気に穏かに過している事例も多く進行しても家族応援団や施設や対応の変化で、かなり症状も改善されて、楽しんで通うリハビリ型や地域密着型の施設も増えてきています。
そしてほっとカフェでの事例では、最初は認知症の事が無知で、理解されず接し方も間違いが多く、様々な症状や対応の学び+介護保険サービス等様々なインフラを活用していく事で、苦しみから喜びを知り介護を楽しむようになった事例も多々あります。
究極の事例は多くの学びを体得して、介護をする中で夫婦関係や親子・家族関係が良くなり、お互いが感謝の言葉を発するようになります。結果穏やかな日々を過ごす事になり、笑顔で生きがいも感じながら“介護は神様の贈り物”を体感する事になります。
特に早期発見・早期対応が出来れば、様々な気づきや学びを早く知り実践する事となり症状の改善や進行が遅くなります。次回は早期発見が何故遅いのかを考えてみましょう!