もの忘れ相談室からあなたへ
第88話:早期発見・早期対応が出来ていない実態(同居編)
◇同居編:同居は、長男ファミリーで孫も一緒や娘さん・息子さんと親子の同居等色々ありますが、ファミリアーの場合は、最初から長く一緒に住んでいる場合はまだ良いのですが、厄介なのは途中から同居のケースです。
一人が心配で実家に一緒に住む場合と遠方に引き取り同居とは、かなり異なります。途中からファミリーで一緒に住む場合は、今まで一人で好きなように自由に過していたのに、安全安心の為に一緒になった筈が、本人にとっては、日常で生活のリズムが違い、食事や対話も無く寧ろ息子の事や孫の事で心配や行き違いが増えてストレスが溜まる毎日になるケースが多いようです。
それが進行を促進する要因になっているケースもあります。意外と多いのがお嫁さんが善意で炊事・洗濯・掃除等を行い、仕事を取り上げてしまい役割が無くなり体も脳も働く機会を奪ってしまう事が良くない事例で、お互いが気を使い過ぎてストレスになっているのもよくありません。
寧ろ対話が無い中での寂しい日々を送り進行する事もあり、同居の場合は孫も含めた挨拶や家族での食事等の対話も大切です。現代は共働きがほとんどでお嫁さんもご主人・子ども・親の面倒を見ていくのも大変でやむを得ない状況もありますが、感謝で敬い日々明るく向かい合っている事例もあり、夫婦間や親子も含めた対話と笑顔の環境が重要です。
親子二人だけの場合も、朝早く出て夜遅く帰る環境が多々あり1日の中でほとんど対話が無い現実もあり、寂しい日々を送り休日のコミュニケーションが大切ですが、介護負担が増えてくるとそれも難しくなります。認知症を正しく知り、ヘルパー等の介護サービスの活用や接し方の要領も学ぶ機会を持つ事も大切です。以上3つの編で環境が違いますが、大事なのは感謝の気持ちと対話(笑顔)で、ストレスの無い日々を過ごす事ですかね
↓10月よりスタート 久留米市の市民活動応援クラウドファンディング↓