ブログ 第21話

令和5年6月よりブログ始めました!!

認知症カフェを毎日8年間運営!

《プロジェクトN(早期発見・早期対応)》

 

 

第21話:《プロジェクトN(認知症早期発見・早期対応)》の報告 ①

 

今週からは、上記プロジェクトの課題1・2・3の中からお伝えしていきます。このプロジェクトの最大の目的は、家族や友人があれっ!と気づいてから病院や検査に行くのに3~5年かかり、病院に行っても様子見で推移し、発見が遅れる事例が多々あります。その遅れる要因と対策をご紹介して参りますが、先ずは、課題1のあれっ!の事例を30項目に集約しました。

 

次回からはこれを詳しく紹介していきたいと考えていますので、宜しくお願いします。

1.探し物が増え、置き忘れ、もののしまい場所を忘れ探す事が増えてきた

2.同じ事を何回も言う・問う・する

3.約束の日時や場所を間違えたり、約束した事を忘れる事が増えてきた

4.些細なことで穏やかな人が怒りっぽくなり、元々ある方も益々ひどくなる

5.意欲・やる気が無くなってきて、何をするのも億劫がり嫌がる

6.少し不安や心配で表情が冴えなくなり、笑顔が減ってくる

7.携帯電話、電子レンジ、リモコンの操作等出来てた事が出来なくなってくる

8.周りへの気づかいがなくなり、頑固になってきた

9.自分の失敗を人のせいにする事が増えてきたりつくろいが増えてくる

10.話のつじつまが合わなくなり、新しいことが覚えられなくなる

11.年に1回行う確定申告(難しい計算等)等をするのが難しくなってきた

12.ボーとする時が増えてきた(心配・薬?)

13.好きな趣味や好きなテレビにも興味を示さず、集まりにも行かなくなる

14.友人・家族にさっきも言ったよ!と言われるようになった

15.余りしゃべらずうつむきかげんの状態が増えてきた(不安・ストレス)

16.電話をした後に誰と話したかや内容を思い出せない 17.薬の管理が困難となり、飲み忘れ、飲みすぎが出てくる

18.水の出しっぱなしや入浴・洗面・歯磨きをしなくなる

19.料理の味が変わり、メニューがいつも同じ、段取りが悪くなる

20.お金の清算で、計算が面倒くさくなり財布の中に小銭が増える

21.部屋の片づけができなくなり、収集癖も強く物が増えてくる

22.一瞬慣れた道や帰り道が解らなくなる

23.いつも行っている銀行や行政の窓口での手続きができなくなる

24.過食傾向となる(満腹感がない、食べたことを忘れる)

25.カレンダーや新聞で日に何度も日付を確認している

26.同じ物を繰り返し購入し溜まっていく

27.つくり話し(作話)をして、明らかに事実とは違う内容をしてくる

28.頭がおかしい・変になったと本人が訴える

29.季節感がわからなく、同じ下着や服を着たり身だしなみを構わなくなった

30.財布・通帳・衣類などを盗まれたと人を疑う

 

↓過去のブログはこちら↓

ブログ

カテゴリー: ブログ | ブログ 第21話 はコメントを受け付けていません。

ブログ 第20話

令和5年6月よりブログ始めました!!

認知症カフェを毎日8年間運営!

《プロジェクトN(早期発見・早期対応)》

 

 

第20話:認知症カフェ調査研究の報告!

➡ 市民や多くの人に伝えたい事 ④

今週は、6月22~27日「京都~東京地区認知症カフェ」調査研究での気づきの④番目です。

今回の認知症カフェ調査研究の最大の目的の2つ目は、コロナ禍で、認知症カフェの運営が休館や休止を余儀なくされ、最近でも約60%レベルで推移しお休みしている要因は、運営者が、地域包括・福祉法人・病院等が約70%で家族も面会謝絶の中で開催継続が難しく、かつ人材不足で月に1回しか開催が厳しい現状にあります。

 

認知症カフェ10年の節目で、我々の提言は市民住民が主体に運営し、専門家は月に1回の支援体制で開催する事で、地域の認知症ご本人や家族そして多くの市民が参加され、サポーターも市民や専門家がし易くなり、開催も週1回(最低月2回)が可能となります。

 

これを久留米市では、約4年かかって久留米市のご支援を頂き、開設希望の市民運営者の人財育成を主催され、今年度からは認知症カフェ運営のための補助金制度も創設して頂きました。正に地域になくてはならない「認知症カフェ」の今後を左右する住民が主体に運営する「住民型認知症」の幕開けであり、昨年度で5ヶ所が開設され今年度も7~8ヶ所の開設が期待されます。久留米市の小学校校区44ヶ所の開設も夢ではなくなってきました。

 

ブログを読んでいる方で、関心や興味がある方はお電話(090-8299-1848)頂ければ幸いです。

 

全国的には、一般市民やNPO法人の運営は、認知症というネガティブなイメージもあり運営者が少ない中で、地域の民生委員やふれあい委員そしてサロンや習い事で頑張ってきた方々が、自分事としてとらえ数名の仲間でカフェを開設する事例も出てきています。

 

正に地域になくてはならない「認知症予防カフェ」を一緒につくろうではありませんか

 

↓過去のブログはこちら↓

ブログ

カテゴリー: ブログ | ブログ 第20話 はコメントを受け付けていません。

ブログ 第19話

令和5年6月よりブログ始めました!!

認知症カフェを毎日8年間運営!

《プロジェクトN(早期発見・早期対応)》

 

 

第19話:認知症カフェ調査研究の報告!

➡ 市民や多くの人に伝えたい事 ③

 

今週は、6/22~27「京都~東京地区認知症カフェ」調査研究での気づきの③番目です。

 

今回の認知症カフェ調査研究の最大の目的は、認知症カフェを8年間毎日運営してきた事で、早期発見・早期対応が出来ていない現状を知ることになり、それをプロジェクトNの15名のメンバーで検証すると共に,各地区の認知症カフェを運営している仲間にも公開して、貴重なご意見ご感想をお聞きしてきました。そして昨日7/5(水)の第3回を最終としてまとめて提言書として広く多くの方に伝えていく事になり、更に検証中です。

 

この最終的なまとめは、7月23日(日)14時~16時

会場:ふれあいほ~る添付参照

「もの忘れは怖くない」と題し報告をさせて頂きますが、先ずは早く伝えたい事は

・あれつ!の内容が複数気づいた時に様子見ではなく、専門医で検査をしていく事

・なかなか専門医に行かない時は、家族としてご本人の言動をメモして相談する

・病院に連れて行く最大の決め手は、一緒に健康診断を受けるか家族自身が最近物忘れが心配でついてきて欲しい旨お願いして同行してもらい、一緒に受診する

・うまく行かない時は、認知症なんでも相談室(ほっとカフェ)にお電話頂く

・家族が出来る最大の対応は、指摘したり、否定したり怒ったりせずにできる限り本人が穏やかに笑顔で毎日を過ごす事が出来る寄り添いが最大のポイントです。

 

最終的には、早期発見・早期対応で多くの方々が、改善や進行を遅らせる事で、なっても安心な笑顔の生活を維持していく事です。7月23日のセミナーにご参加(ズーム視聴可)頂ければ幸いです。

 

↓過去のブログはこちら↓

ブログ

カテゴリー: ブログ | ブログ 第19話 はコメントを受け付けていません。

ブログ 第18話

令和5年6月よりブログ始めました!!

認知症カフェを毎日8年間運営!

《プロジェクトN(早期発見・早期対応)》

 

 

第18話:認知症カフェ調査研究の報告!

➡ 市民や多くの人に伝えたい事 ②

 

今週は、6/22~27「各地区認知症カフェ」調査研究での気づきの②番目です。

・八王子市では、イトーヨーカドーのスーパーで、認知症の方に寄り添う中で、スローレジ(専用のゆっくり精算)を設け、床や商品も解りやすく表示をしている事例を学んだ

・八王子市(人口57万人)には、地域包括が21ヵ所あり高齢者あんしん相談センターの名前で活動。その直営の認知症カフェ「わたぼうし」は、火曜~土曜毎日運営し気軽に立寄る場所を提供し、様々なイベントを企画。市の中央図書館には常設の稀な認知症情報コーナーもあり、多くの方々におすすめの本を紹介している。

・町田市では、市と一般社団法人Dフレンズ町田が、「認知症とともに生きるまちづくり」の協定を結び、認知症当事者や若年性に寄り添う活動を強化している

又、コロナ禍で休館していたスターバックス(全国的に有名)の3店で、地域での認知症の方々に寄り添う認知症カフェの場所を提供し、Dフレンズの運営で再開

・東京都板橋区の認知症カフェ「ゆずり葉」では、夜は居酒屋、昼間は認知症カフェとして、板前さんがつくる昼食や脳トレ・体操も行い、自称若年性と言われる50代の男性(全国を遊説)ともお会い出来き得意な料理や歌の話等笑顔の対話となった

・東京地区は、8年前に訪問した時に東京都独自の認知症カフェへの補助金を各区へ年間1000万円の補助制度を創設し、各区の地域包括やNPO法人等を通じて展開し、目黒区や港区等での戦略的取組みを行い、10年でその成果を確認した。

 

➡全国的には、運営者が福祉法人や病院、地域包括で補助金は無いのが大半で、この数年で、月1回運営の年間約10万円の補助制度の利用で課題となっている

 

↓過去のブログはこちら↓

ブログ

カテゴリー: ブログ | ブログ 第18話 はコメントを受け付けていません。

ブログ 第17話

令和5年6月よりブログ始めました!!

認知症カフェを毎日8年間運営!

《プロジェクトN(早期発見・早期対応)》

 

 

第17話:認知症カフェ調査研究の報告!

➡ 市民や多くの人に伝えたい事 ①

 

今週は、6/22~27「各地区認知症カフェ」調査研究での気づきの②番目です。

1.コロナ禍で、困っているご本人や家族の支えを前提に目黒区の自宅開放のDカフェラミヨは、全く休まずリスク回避をしながら運営してきた事に敬意!

➡今一度、認知症カフェの原点に帰り、内容や運営を見直していく事を学ぶ

・認知症カフェの最大の目的は、認知症ご本人に寄り添いご家族をサポートしてていく事そして一般市民も一緒に認知症を学び地域になくてはならないカフェを目指す事を再確認しました(福祉法人は、感染・人で不足で今後も難しい事も再確認!)

 

➡困っている方は、是非近くの認知症カフェを確認して尋ねて欲しい

・あれっ!の気づきや早期発見が遅いのは、家族や友人・近隣の人たちとの繋がりが、自己本位で希薄になっている事が根底にあるとの意見に共感させられた

・早期発見対策で、多くの方が賛同したのは様々な周知・啓発活動が必要な事と国民が全員受ける各種健康診断で、簡易な認知機能テストを行う事が必要と一致した

・特に名古屋市では、令和2年より物忘れ検診のかかりつけ医レベルでの無償化を実施

・オンラインで行う認知症カフェは、町田市で学んだハイブリッドでサテライト方式(各カフェと連携)で行う事が、歩いて行けるカフェとして効果的な手段になる

・オンラインでほっとカフェの取組(50歳前後の子ども世代の介護者の集い)は、多くの共感を頂き、京都のオンラインで認知症カフェの事例を繋ぐ取組も賛同を得た

・10年の節目の認知症カフェの今後の在り方については、各市町村や運営者が試行錯誤の状態で、住民が主体に運営の「住民型認知症カフェ」に一定の理解が深まった

 

↓過去のブログはこちら↓

ブログ

カテゴリー: ブログ | ブログ 第17話 はコメントを受け付けていません。

ブログ 第16話

令和5年6月よりブログ始めました!!

認知症カフェを毎日8年間運営!

《プロジェクトN(早期発見・早期対応)》

 

 

第16話:認知症カフェ調査研究の報告!

➡ ブログの再開!(6/22~お休み)

 

過去3回目の「各地区認知症カフェ」調査研究で、6/22~27まで、京都地区~名古屋~町田市~東京地区を周り、26団体29名の方々と意見交換を行ってきました。

アフターコロナ禍での下記4つのテーマで意見交換!

  • 各認知症カフェ運営の現状と課題の発表
  • 早期発見・早期対応が遅い要因と対策について
  • 認知症カフェでの各種オンラインでの取組みについて
  • 今後の認知症カフェ「住民型認知症カフェ」について

 

特に大きな成果は、厚労省の老健局認知症施策・地域介護推進課認知症施策推進      の担当のお二人とも面談(約90分)が叶い、上記テーマの2.と4.についておおむねご賛同を頂き、今後とも多くの一般市民や認知症カフェ関係者と今後の在り方を伝えていく事が大切である事を確認できました。

 

10年の節目を迎えた認知症カフェは、アフターコロナ禍で運営が半数以上でお休みの状況で、各市町村や認知症カフェ運営者も今後どうしていくかが問われています。

 

認知症カフェは、自宅に閉じ籠る認知症ご本人や家族の居場所であり、一般市民も専門家も含めて早期発見・進行防止になくてはならない「住民型認知症カフェ」を更に周知啓発していきたいと考えています。

 

又、プロジェクトN(認知症早期発見・早期対応)もまとめに入ります。

 

次回第17話からは、この調査研究訪問で学んだ事を一般市民にも解りやすく伝えていきますので、是非ご覧頂き、皆様のご意見ご感想をお待ちしています。

 

↓過去のブログはこちら↓

ブログ

カテゴリー: ブログ | ブログ 第16話 はコメントを受け付けていません。

ブログ 第15話

令和5年6月よりブログ始めました!!

認知症カフェを毎日8年間運営!

《プロジェクトN(早期発見・早期対応)》

 

 

第15話  5つの相談会!

5つ目:喜楽な集い(認知症ご本人)で学んだ事とは?

 

認知症のご本人の生の声を聴く、寄り添う事が全国の認知症カフェで始まり、丁度4年前から取組みました。簡潔に言うとMCI~要介護1迄で特にお医者さんから宣告を受けて落ち込んでいる方や最近頭がおかしい?と言われる方等こちらからお声をかけて男女7名前後の方が参加されてきました。

 

内容としては専門家1名も席は特定せず、早く来た人から好きな場所に座り特別扱いをせずに気楽に集い、楽しく笑顔で過ごす場所です。➡ ①今楽しんでいる事 ②少し不安や心配な事 ③今後やりたい事楽しみたい事 を基本に月に1回集まり喜楽なおしゃべり会として実施してきました。

 

年に数回は、外カフェで花見、市役所(20階展望良し)巡り、芋ほり、グラウンドゴルフ(全体)等ご家族も一緒に参加して頂いて、日常とは違う笑顔の姿を感じる機会となり、こんな母の笑顔は初めて見ました等出来る事やまだまだ元気な姿を共有してきました。この4年間で学んだ事は

 

1.ご本人の生の言動を目の当たりで体験した事は、早期発見・早期対応の取組に繋がりました。

 

2.忘れる事の不安も少しは感じながら、みんな一緒の仲間意識が気持ちを楽にしてほっとして、本音の話が飛び交う場で、このような毎日であればと思い家族にも伝えてきました。

 

3.特に回想法で、子供の頃の楽しかった遊びや家族や地域の旅行等は盛り上がり、一人一人の歩んできた人生を垣間見ながら、我々も教えられ学ぶ事の多い集いとなりました。

 

4.毎日のほっとカフェでは送迎が可能ですが、喜楽な集いは家族が連れて来て頂く事や一緒に参加する事が出来ないので、ほぼ日曜に開催し家族とのコミュニケーションも可能になりました。

 

5.この流れで月1回の家族相談会や介護者の集いにも参加され、家族との絆も深まりました。

 

明日6月22日~27日は、認知症カフェの調査研究で京都・名古屋・東京地区を訪問の為、お休みします。

 

↓過去のブログはこちら↓

ブログ

 

 

カテゴリー: ブログ | ブログ 第15話 はコメントを受け付けていません。

ブログ 第14話

令和5年6月よりブログ始めました!!

認知症カフェを毎日8年間運営!

《プロジェクトN(早期発見・早期対応)》

 

 

第14話  5つの相談会!

3つ目:オンライン子ども世代介護者の集いで学んだ事とは?

 

介護者が子ども世代(50歳前後)の事例も多く、仕事等で忙しい事もあり、2年前よりオンラインで始め、毎月第3土曜の20時~21時半で開催してきました。

 

1回500円(3ヶ月単位で支払い)で、ズーム環境が無い方もおられ、ラインで行い当日欠席の方は、後日に録音で聞けるようにしています。登録は15名前後ですが、当日参加できるのは6名前後で、90分の時間の流れは専門家のお話し(20分)②ほっとカフェの事例(20分)の後は、質疑応答です。

毎回専門家のお話は、2名の指導員が交代で準備をして頂き認知症の正しい理解や特に介護ケアの在り方や負担軽減についての話で、大変参考になり学びの時間です。

 

2年経過の中で、顔出し無しの質疑では声出しでお互いの名前も解り、様々な質問や疑問も随時頂き、活発で有意義な学びの場となり終了後も相互に連絡があってます。

 

次から次に少しづつ出来ない事や新たな症状が、出てきて都度その対応で困っており、質疑により各種事例を共有化する事で、お互いの仲間意識も深まり、介護ストレスによる体調悪化も多い中でのサポートにも寄与していると思います。

 

娘さんは、近すぎて言い合いや喧嘩になりうつや精神的にダメージも受ける事もあり、又、お嫁さんの立場も難しく男性は忙しくお任せになっているケースが多々あり、お互いが遠慮して疎遠になったり辛抱が不満となり進行する要因にもなっています。

 

「認知症は最後の子育て」と言われるように介護が長く続く事により、人としての学びを得て、親子関係の見直しや介護の喜びを知る事にも繋がっているようです。

 

↓過去のブログはこちら↓

ブログ

 

 

カテゴリー: ブログ | ブログ 第14話 はコメントを受け付けていません。

ブログ 第13話

令和5年6月よりブログ始めました!!

認知症カフェを毎日8年間運営!

《プロジェクトN(早期発見・早期対応)》

 

 

第13話:5つの相談会の学びを紹介!

3つ目:レディース介護者の集いで学んだ事とは?

 

レディース(奥様)介護者の集いでは、2年前から月1回を毎回5~6名前後の参加で、第3土曜に実施しています。①ご主人様の最近の状況を確認 ②心配で困っている事及びその対応 ③介護者の楽しみづくりのサポートを基本に進め、最後は専門家の一言、お互いが、又来月ね!と笑顔で解散します。

 

それぞれの認知症の程度は、異なりますが少しづつ出来ない事や新たな症状が、出てきて、一番共通して取り組んでいるのが、ご主人の言動に対して直ぐに否定したり小言を言わない事です。その場を離れたり優しく寄り添う努力をしています。しかしながら急に怒り出したり大声をあげたりで、繰り返し同じ事を聞いてくる事への精神的負担は、大変大きく介護ストレスによる体調悪化のケアも大切です。

 

お互いでそれぞれの状況を共有化しながら、対応の良い所や良くない事を学びながら、困っているのは自分だけではない!との仲間意識が癒しにもなっています。特に奥様の対応が、劇的に変わりご主人も穏やかになったりケアマネと相談しヘルパーや訪問看護の活用で、介護負担がかなり改善された事例等も多々あります。

 

特に通帳等の名義変更は、早めに本人と一緒に行って行う事も学びました。子ども達の協力やサポートも大切で、女性は一人で抱えてしまう傾向にあり遠慮せずに困っている事を伝えて、お嫁さんも含めた応援団による負担軽減の改善も良い事例です。受入れて、接し方を学ぶ中でご主人への寄り添いができて、認知症になった事による夫婦関係の絆が深まる事もこの会の究極の目的のように感じる今日この頃です。

 

↓過去のブログはこちら↓

ブログ

 

カテゴリー: ブログ | ブログ 第13話 はコメントを受け付けていません。

ブログ 第12話

令和5年6月よりブログ始めました!!

認知症カフェを毎日8年間運営!

《プロジェクトN(早期発見・早期対応)》

 

 

第12話:5つの相談会の学びを紹介!

2つ目:男性介護者の集いで学んだ事とは?

男性(ご主人)介護者の集いでは、月1回約5年間実施し、延べ7名の参加を頂きました。現在は、毎回2~3名が集い専門家1名と私と家内で奥様の最近の様子を確認 ②心配で困っている事への対応③介護者の楽しみづくりのサポートを基本に進めています。

男性の介護は、かなり深刻な状況で、なかなか受入れが出来ずどうしても頭にきて大きな声をあげたり怒ったりが続く傾向にあります。元気だった奥様の今の状態を受け入れきれず、対話という事がなかなか難しく時間がかかる傾向にあります。

 

又、真面目に介護しすぎて最後は虐待、最悪は心労で殺めるのも男性介護者です。娘さん等もサポートしていますが、二人だけの環境の中では奥様は辛抱する事になり、不安が増しストレスが溜まり進行が進む傾向にあります。

 

学んだ事は

  • 奥様の認知症の症状をなかなか受入れが出来ず、怒ったり怒鳴ったりが続く傾向にある
  • 複数で一緒に行う集いは、それぞれの状況を知る中で又、それぞれの悩みや辛い気持ちを共有化する事で、大きな気づきや学びとなっており、特に子供たちのサポートも大切です
  • 特に食事で、具材や調味料の入れ忘れで味の濃淡や美味しくない時期があり、早めに宅配弁当に切替えると、全く食事が出来なくなり自信喪失に繋がるので注意が必要です
  • 家庭の事全てを妻に任せてきたことに感謝し、これからは支えて共に生きていく方もいます
  • 男性介護者の方々は総じて自身の大変さや心の苦しさ等をなかなか表出されないことが多いが、複数の集まりで時間と共に色々とお話しもされて、気持ちの切替も出来ているようです

 

来週月曜は、レディース(奥様)介護者の集い(笑進の会)の学びです。

 

↓過去のブログはこちら↓

ブログ

 

カテゴリー: ブログ | ブログ 第12話 はコメントを受け付けていません。