ブログ 第11話

令和5年6月よりブログ始めました!!

認知症カフェを毎日8年間運営!

《プロジェクトN(早期発見・早期対応)》

 

 

第11話:5つの相談会の学びを紹介!

1つ目:家族相談会で学んだ事とは?

 

毎日の認知症カフェの運営とは別に5つの相談会を毎月実施し、1つ目は本人+ご家族の相談会です。6年間で、147組246名の参加を頂きました。

 

大体1人か二人が普通ですが、一番多い時は、ご本人+家族6名(配偶者・娘・長男夫婦・次男・学生のお孫さん)もあり、ご本人のお話しを基本にご家族の困り事、心配事をお聞きしながら家族の接し方の改善や負担軽減を専門家と連携してお手伝いさせて頂きました。

 

最初と最後は、私も同席して約50分を専任の指導員(二人の交代制)と面談して頂き、最後に確認をしていく流れで、約1時間で1日最大3組として続けてきました。

そこで学んだ事は

  • ご本人と家族の間に大きなコミュニケーションの溝が多々ある。
  • 特に奥様が介護で疲弊しており、奥様一人や娘さんのみの介護の場合は、不満や愚痴を沢山話しをして頂き、気持ちに寄り添いその負担を軽減する事を優先してきました。
  • そして、家族がご本人に寄り添う為の接し方や負担を軽くする様々な方法や事例を学んできました。
  • 特に同居家族では、息子さんもお嫁さんも子どもさんも一緒にご本人の不安や辛さも知って頂き元気な時とは違う物忘れから認知症の症状を理解していく事で、その対応が変わっていく事例も見てきました。
  • 家族応援団の大切さを伝えながら、遠方家族とのライングループで情報を共有したり、対応を改善したりしながら、ご本人が如何に日々を穏やかに過していけるかの応援団の効果を学び、家族が結束していく学びを得ました。
  • 特に娘さんとの二人の同居では、娘さんの仕事の忙しさもあり精神的に落ち込んでしまうケースも多々あり、介護の大変さ深刻さ何回も繰り返しながら、認知症を一緒に受け入れる事の大切を学びました。

 

特に認知症は、「最後の子育て」や「神様の贈り物!」と言われるように、介護の大変さからお世話になった両親への感謝を知り、最終的には、介護する人のこころの進化・成長となりそして介護が喜びになる事例も体験する事が出来ました。

 

明日は、男性介護者の集い(笑進の会)の学びです。

 

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運転免許証返納のデメリット・メリット

運転免許証返納のデメリット・メリット

 

デメリット1)行動が、不便で不自由になる

〇買い物や用事・趣味・家族の送迎・病院・ドライブ等が不自由になる

デメリット2)自由に出かける楽しみがなくなり、喪失感を感じる

〇生きがい・楽しみを取られてしまうように感じ、人生が終わりのように思いこむ

 

メリット1) 人身事故・対物・車両事故による不安や心配が100%解消される

〇もし人身事故を起こしたら、一生悔やむ事になり家族にも禍根を残す

⇒ 返納した瞬間から本人も特に家族の不安や心配が一掃される

 

メリット2) 車の年間費用40~50万円の経費削減で、他の楽しみに活用する

〇車両購入・車検・税金・保険・ガソリン代・維持費・駐車・高速代等

⇒ 約月額3~4万円で、生活費の補充・旅行・外食等楽しみが増える

⇒例)宿泊旅行・日帰り旅行・外食・趣味・高額な買物他を楽しむ事ができる

 

メリット3) 歩く事が増えて、足腰を鍛え“健康増進”につながる

〇健康の第一は、歩く事・身体を動かす事 ⇒ 生活習慣病対策につながる

〇身体が元気になり、将来の医療費や介護費の負担(年間約300万円)軽減に繋がる

 

メリット4) 免許返納で運転経歴証明書を取得し身分証明書として活用できる

〇銀行の口座開設・住民票・印鑑登録証明書・年金証明・戸籍等本人確認ができる

〇高齢者の交通機関・様々な施設での割引、病院・お店の送迎・宅配等が利用できる

 

メリット5) 車が中心の生活から脱皮し、本来の心身の健康な生活に繋がる

〇自然や地域のふれあいで、健康的に長生きし家族に喜ばれ社会的貢献にも寄与する

 

◇返納のポイント

1)返納後のデメリット・メリットを家族でしっかり話し合う

2)家族の送迎・バス・JR・タクシーの利用等を具体的に確認する事で安心へ

3)免許返納の期日(年齢の節目・誕生日・小さな対物事故時等)を決める

4)期日までの準備とその後の『家族でお楽しみ計画(旅行等)』をたてる

5)家族(言うなら孫?)が言うのではなく、医者や信頼ある知人から話をしてもらう

 

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ブログ 第10話

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第10話:今、1日でも早く伝えたい事!

7つ目:免許返納はいつ?どうする?

 

8年間で、車の免許返納はかなり難しいテーマでした。早すぎても駄目で、遅すぎると事故に繋がります。その判断は、家族も大きな課題になっていました。

 

特に男性は、車が乗れなくなると人生は終わり!みたいに感じる方が多く、その決断は身を切る思いですし、中々難しいのが現実です。早すぎると急に活動範囲が狭くなり、楽しみや生きがいにも直結しており、落ち込んで気持ちの切り替えに半年~1年はかかります。

 

私の返納するか否かの判断は、①車のタイヤや前後部にぶつかった跡)が見つかる ②同乗して心配・不安? が目安で提案していますが、如何でしょうか?

 

只、事故が心配だから取り上げるのは疑問です。現実には明らかに認知症の方でも車に乗っている方は多く、免許更新時の検査も概して甘く家族は、更新時に公に返納が宣告される事を期待しても、意外に検査や試験も何とか合格するケースも散見されます。

 

私は、返納した時のデメリット・メリット(←こちらをクリック)でも説明してきました。直ぐには難しいですが、少しづつ受け入れる効果はあると思いますし、皆さんのご意見は?

 

最終的にうまくいったのは、家族の決断で娘や孫たちから言わせるのも効果がありますし、勿論医者や信頼ある知人から言ってもらうの良いし、直ぐにではなく前記のやめる時の内容やタイミング(誕生日や1月1日等)も伝えていく事も良いと思います。

最悪は、もう少し様子見で見過ごす事です。これも早期発見早期対応ですね。

 

次回は、ほっとカフェの「5つの相談会」での学びをお伝えしたいと思います。

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ブログ 第9話

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第9話:今、1日でも早く伝えたい事!

6つ目:高齢者の転倒アラート!

 

要介護認定の原因の1位は認知症18.7%、2位は脳血管疾患15.1%、3位は高齢13.8%、4位は骨折転倒12.5%です。

 

転倒の主な要因は、1位は加齢で身体機能の低下、2位は病気や薬、3位は運動不足で、場所は自宅が60%以上! 自宅内では居間(コード・カーペット・こたつ布団・床の物・1~2cmの段差)、寝室、玄関、階段・廊下、浴室です。

 

ほっとカフェでも約2年間でコロナ禍もあり約20名の方が転倒され、幸いにも大腿骨折はなかったのですが、顔面を打撲の方も5~6名しました。

 

高齢者の入院は、76%が骨折で、部位は1位が圧迫骨折の背骨、2位が脚の付け根(股関節に近い部分)、3位が腕の付け根、4位が手首となっており、その理由は加齢による骨粗鬆症(骨がスカスカ)と運動不足からの筋力やバランス力の低下にあります。

 

特にお元気だった方が、転倒により運動不足となり、病気の併発や認知症の進行等で一気に弱り、歩けなくなったり命にも繋がる可能性もあります。最大の対策は、運動による筋力アップとバランスの良い食事です。

 

ほっとカフェでは、毎回30分の軽運動を行い、介護認定の取得を進め、住環境の改善(玄関、浴室等の手すり設置等)を1割負担で行う事も進めてきました。この4月からは、私も筋力アップの為に無料の市の体育館に週1回通っています。

 

明日は、「車の免許返納はいつ? どうする?」 です。

 

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ブログ 第8話

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第8話:今、1日でも早く伝えたい事!

5つ目:補聴器の活用と疑問?

認知症の危険因子で最大の6%が、難聴です。私も4年前から家族に言われ、近くのメガネ店で年に1回無料検査をして、まだ補聴器をつける前の状態です。

ほっとカフェでは、約20%の方が補聴器を所有!しかしながら、毎日付けて活用している方は約20%で、お聞きした範囲で、片耳で約15~20万円前後で購入しながら大半が面倒くさい、雑音等でほったらかし?家族も何回も言っても駄目で、充電の習慣も継続できていないのが現実です。

4年前のある補聴器の研修会で講師の方が、日本は補聴器のクレームが約70%!EC等では30%前後との事。結論から言うと売りっ放しで、アフターメンテが悪く、本来慣れるまでに数ヶ月試用期間を経て、購入すべきなのが出来ていないそうです。その講師は、対策で試用期間を数ヶ月可能なお店で、購入するように言われました。

特に高齢者では、耳にかける分は外れたり、落としたり、試用期間がないまま雑音や充電忘れ等もありなかなか継続が出来ず、家族も充電等適切なサポートも継続しないまま、使用しなくケースが多いようです。特に物忘れが出てきたら難しいですね。

6月18日(日曜)14時~16時の「進行防止はあなたしだい」セミナーで、補聴器のお話しも予定(ズーム視聴も可)していますので、ご参加を検討して下さい。

チラシはこちらをクリック

 

聞こえが「あれっ!」と思ったら、無料検査(メガネ店・耳鼻科・補聴器店等)を受けて補聴器の購入は、お試し期間やメンテサービスの良いお店を選択してください。

難聴は、認知症の進行の危険因子ですので、これも早期発見・早期対応が大切です。

 

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第6話:今、1 日でも早く伝えたい事!

5つ目:携帯(スマホ)は必要か?

 

高齢者の携帯電話の所有率は、約80%? その中で、スマホは約20%? その方々に スマホ教室を開いてきました。 今は、90歳になる方とライン+資料配信も 行って情報伝達をしています。

ある老人ホームに入居の方は、いつも連絡が取れず携帯電話の所有を勧め、最終は高 齢者用のガラ系を選ばれ、その後はお互いで電話のやり取りが出来て喜ばれました。

病院に入院したある方は、携帯も無く家族もコロナ禍面談が出来ず 片一方で、毎日動画配信でおしゃべりしている方もおられます。

皆さんは、如何でしょうか? 90歳前後でも丁寧に教えれば使えます。 携帯(スマホ)は、素晴らしい脳トレであり、おしゃべりを楽しむツールです。 しかしながら携帯電話会社は、スマホを進めながらも販売後の丁寧なサポートがで きてなくて、使いこなせず、単なる電話機能だけの高齢者も多く、最近はやっとボラン ティアの教室も増えてきました。

是非、今後はスマホを購入して頂き、家族や安価なスマホ教室で、メールやライン そしてネット情報、動画配信が出来ていく楽しみを味わいながら、将来の入院や老人ホ ームに入居した時の対策を兼ねて使いこなせる環境づくりを地域で進めていきましょ う! 各地区の認知症カフェでも教室の開催を提案したいと思います。

高齢者でスマホをそれなりに活用している方々のサポートも宜しくお願いします

 

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第6話:今、1日でも早く伝えたい事!

4つ目:家族応援団+αとは?

 

認知症カフェを8年間開催して、考えさせられたのは認知症ご本人というよりは、取り巻く家族の在り方です。悪く言えば、取り巻く家族のサポートが大変重要で、それにより認知症が進行すると言っても過言ではないと考えています。

1人住まいでも老老夫婦、同居家族であっても家族との関係が仲良く睦まじく穏やかに過しているか否かも大切な進行するかどうかのキーポイントだと思います。

家族であるが故に、物忘れが出てくると“しっかりしてよ!”と言う気持ちが前面に出て、指摘したり叱ったりの毎日を過ごす事により、不安や心配が助長されストレスとなり、本人は一つ一つが思うようにいかない、歯がゆい思いが募る中で、日々葛藤して脳のエネルギを使い果たし疲れているのです。

しかしながら家族が、認知症を正しく理解し、接し方が変わればご本人も笑顔で穏やかになっていく事を目の当たりにしてきました。

病院にも検査にも行かない方が、認知症カフェに来て直ぐに行くようになる事も家族の在り方を考えさせられる一コマです。 先ずは、簡単ではありませんがお世話になったご本人に感謝し、「寄り添う」気持ちから始まります。3種類の介護家族の集いでそれを体験し学んできました。

そして+αが、親族・友人・地域の民生委員・ふれあい委員です。更に地域包括支援センター、介護保険サービスの活用そして認知症カフェがその役割を担っています。その連携で、ご本人も介護家族をも支えていく大切なパートナーなのです。

 

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第5話:今、1日でも早く伝えたい事!

3つ目:認知症の空白期間とは?

 

この図は、認知症カフェの位置づけと空白期間を表した図です。

大変解りやすく、認知症カフェが如何に橋渡しや繋ぎの場所になっているかが

よく解り、早期診断や早期介護保険サービスの利用を促進しています。

真ん中の要介護認定を取得した後に右側は、介護保険サービスを利用しますが、左側はまだお元気な方々が認知症の軽度(MCI)から初期の症状があっても自宅に引き籠り病院等での診断を受ける前の期間を示し、診断を受けて介護認定を取得しても介護保険サービス(デイサービス等)を利用しない期間を「空白期間」と言います。

この診断前で数年?診断後の空白期間も3~4年!が経過して、自宅に閉じこもり

認知症の進行が進んでいるのが実態で、空白期間の前と後を如何に迅速に対応するかが大きな課題となっており、これに対応するのが「認知症カフェ」と言われています。

 

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ブログ 第4話

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第4話:今、1日でも早く伝えたい事!

2つ目:認知症は、20年~25年で発症!は本当か?

 

下記の図で、認知症の修正可能なリスク因子の高い順は、①難聴8% ②低教育7% ③喫煙5%

要するに若い時の低教育、20歳前後からの喫煙、中年期の難聴が発祥の大きな要因!

という事は、既に小学生時代や学生時代から既に認知症になるリスクがあり、最終的には、20年~25年どころか約60年前からの生活・環境も大きな要因との事では?

改めて孫世代の時から始まっており、社会的孤立やうつも4%の危険因子で、日々の生活環境で、不安や心配事の多いストレスも大きな要因になっていると言われています

医学的に有名な図ですが、特に専門家の方如何でしょうか?

この疑問に率直なご意見やご感想を宜しくお願いします。

 

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第3話:今、1日でも早く伝えたい事!

1つ目: 認知症の定義の落とし穴?

 

厚労省の認知症の定義は、認知症とは、いろいろな原因で

脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったためにさまざまな障害が

起こり、生活するうえで支障が出ている状態(およそ6ヵ月以上継続)を言う

よって、物忘れやあれっ!と思っても認知症とは、診断されない事もあります。

しかしながら生活する上での支障とは?どこまでの事を指すのでしょうか?

電気の消し忘れや名前が出てこないは、支障はない状態だと推察されますが、全国家族の会

の早期発見のめやすの同じ事をなんども言う。しまい忘れ置き忘れが増え、いつも探し物をして

いる。些細なことで怒りっぽくなった。は、どちらでしょうか?

すぐに生活するうえで、支障はないと思いますが明らかに認知症の初期の初期だと推察され

ますし、この時点で病院や検査を受けていく事で何らかの判断が下されると思います。

認知症カフェ8年間の実態では、生活に支障が出てくる前のあれっ!を理解し、気づくことに

より早期発見に繋がると考えており、兎に角!早めの検査・受診を提案させて頂きます。

この差が、数年の見過ごし経過に繋がっているとつくづく感じていますので・・・

 

次回2つ目じゃ、 認知症の発症まで20~25年!は本当か?  です。

 

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